特別儀仗服52年ぶり刷新 陸自象徴の緑から紺へ
更新 sty1703300016

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52年ぶりにデザイン変更された防衛省・陸上自衛隊の特別儀仗服と特別儀仗演奏服。(左から)旧夏服、旧冬服、特別儀仗演奏服の新夏服、新冬服、特別儀仗服の新冬服=30日午後、東京都新宿区の防衛省(宮崎瑞穂撮影)フルスクリーンで見る
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陸上自衛隊は30日、国賓らを「栄誉礼」などで迎える隊員用の特別儀仗服と演奏服を52年ぶりに刷新すると発表した。陸自のシンボルカラーとして定着していた緑色から紺色にするなどデザインを大幅に変更。4月上旬から使用する。
外国要人の来日時は、陸自の第302保安警務中隊と中央音楽隊が「特別儀仗隊」を編成。空港や皇居などで出迎え、銃を持って整列するのが儀礼になっている。

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52年ぶりにデザイン変更された防衛省・陸上自衛隊の特別儀仗服と特別儀仗演奏服。(左から)旧夏服、旧冬服、特別儀仗演奏服の新夏服、新冬服、特別儀仗服の新冬服=30日午後、東京都新宿区の防衛省(宮崎瑞穂撮影)フルスクリーンで見る
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陸自は半世紀たってデザインに改良の余地があるとして、2013年から新儀仗服の検討を開始。デザイナーのコシノジュンコさんが協力し、通気性やフィット感も向上させた。
荘厳な場にふさわしい色として青みがかった紺を基調とした2種類の冬服を導入。夏服は従来の白を受け継いだが、夏冬ともにネクタイをなくし詰め襟に変えた。隊員280人分、計約1億4千万円を予算計上した。