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【感彩写論】不思議な炎 JR京都駅 AM6:40

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【感彩写論】不思議な炎 JR京都駅 AM6:40

更新 sty1702270001
JR京都駅の融雪カンテラ=1月15日午前6時40分、京都市下京区(恵守乾撮影) JR京都駅の融雪カンテラ=1月15日午前6時40分、京都市下京区(恵守乾撮影)
JR京都駅の融雪カンテラ=京都市下京区(恵守乾撮影)
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 小学生の頃に読んでいた本の1ページ。雪に覆われた線路の下に、炎が揺らめく写真があった。

 子供心に「なんで線路の下に炎があるんだろう」などと不思議に思ったが、短い詩につけられたカット写真には、何の説明もなかった。あまり雪の降ることのない宮崎で暮らす私にとって、謎の光景として脳裏に刻まれた。

JR京都駅の融雪カンテラ=京都市下京区(恵守乾撮影)
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 時が過ぎ、鉄道ファンの仲間入りをすると、炎の謎もあっさり解けた。

 携帯用の石油ランプを利用した「融雪カンテラ」。

 線路が凍結すると、ポイントの切り替えができなくなって事故につながる。レールの分岐に置かれたカンテラの炎が雪を溶かしてトラブルを防いでくれる。

JR京都駅の融雪カンテラ=京都市下京区(恵守乾撮影)
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 京阪神を強い寒波が襲った早朝、雪に包まれたJR京都駅へ向かった。

 降りしきる雪の先に、チラチラと小さな炎が見える。通過する電車が巻き起こす突風にも負けず、けなげに冷たいレールを温め続けている。

 線路わきの道路からフェンス越しにレンズを向けた。ファインダーには、かつて本の中で見た、懐かしい光景が広がっていた。(恵守乾)

JR京都駅の融雪カンテラ=京都市下京区(恵守乾撮影)
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