初めて氷山を確認 南極へ航行中のしらせ
更新 sty1612080011 第58次南極観測隊を乗せ、昭和基地に向かって航行中の観測船「しらせ」から8日午前11時35分ごろ(日本時間同日午後1時35分ごろ)、今回の航海で初めて氷山が見えた。
南極大陸まで約540キロの海域で、朝からかかっていた濃い霧が晴れると、船の周囲にいくつもの氷山が姿を現し、双眼鏡を手にした観測隊員らが甲板に出て、記念撮影を楽しんでいた。
今回、初めて目視で確認された氷山は、高さ約15メートル、幅約400メートル、奥行き約100メートルのテーブル形。
船内では、事前に「初氷山視認時刻当てクイズ」が催されており、建築・土木担当の越冬隊員、岡本裕司さん(35)が、実際の確認時刻と12分差で1位だった。(インド洋共同)