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エジプト木棺、原形で発掘 アコリス遺跡、ミイラも

遺跡・建造物

エジプト木棺、原形で発掘 アコリス遺跡、ミイラも

更新 sty1611050016
 エジプト中部のアコリス遺跡の集落跡からほぼ原形のまま発掘された、3千年前の木棺。ふたに刻まれた手の形が開いていることから成人女性のものとみられる=8月(アコリス調査団提供)  エジプト中部のアコリス遺跡の集落跡からほぼ原形のまま発掘された、3千年前の木棺。ふたに刻まれた手の形が開いていることから成人女性のものとみられる=8月(アコリス調査団提供)

 エジプト中部のアコリス遺跡の集落跡から、第21王朝期(紀元前11世紀~同10世紀ごろ)の木棺をほぼ原形のまま、日本の調査団が発掘したことが5日、分かった。これまでに発見された同時代の木棺と比べても保存状態が極めて良く、女性とみられるミイラも納められていた。古代エジプトの民衆の葬送文化を知る手掛かりになりそうだ。

 エジプト中部のアコリス遺跡の集落跡からほぼ原形のまま発掘された、3千年前の木棺=8月(アコリス調査団提供)
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 エジプト中部のアコリス遺跡の集落跡からほぼ原形のまま発掘された、3千年前の木棺=8月(アコリス調査団提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 遺跡を30年以上調べているアコリス調査団が8月に発掘した。団長の川西宏幸筑波大名誉教授は「3千年前の木棺が全く腐敗せずに原形をとどめているのは驚異的だ」と指摘。来年の調査で、ミイラをエックス線分析してさらに解明を進める。
 川西名誉教授によると、木棺は長さ約1・9メートル、幅約55センチ、高さ約29センチで、古代の民衆の居住地域跡から出土した。材質はイチジクで、くぎはナツメ製。発掘例としては珍しい白木の状態で、高貴な人物の木棺に通常みられるしっくいや文字がなかった。

 エジプト中部のアコリス遺跡で出土した、ヤギ革製のサンダル。木棺の底面下の地中で見つかった=9月(アコリス調査団提供)
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 エジプト中部のアコリス遺跡で出土した、ヤギ革製のサンダル。木棺の底面下の地中で見つかった=9月(アコリス調査団提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 ミイラは亜麻布の袋に入れられ、四角い形状の護符らしき首飾りをしていた。(共同)

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