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「草加せんべい」非常食に 賞味期限5年で備蓄可能

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「草加せんべい」非常食に 賞味期限5年で備蓄可能

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 賞味期限を5年に延ばした草加せんべいを手にする、山香煎餅本舗の河野文寿社長=13日、埼玉県草加市  賞味期限を5年に延ばした草加せんべいを手にする、山香煎餅本舗の河野文寿社長=13日、埼玉県草加市

 埼玉県草加市名産の「草加せんべい」を災害時の非常食にしようと、同市の山香煎餅本舗が、通常6カ月の賞味期限を10倍の5年まで延ばし長期備蓄が可能な煎餅を開発、販売している。

 原材料はうるち米と塩だけのため「小麦アレルギーの子どもも食べられる」と好評で、幼稚園や保育園からも問い合わせが多いという。

 同社社長の河野文寿さん(44)によると、開発のきっかけは2011年の東日本大震災。宮城県大崎市の取引先から「どこにも食べ物がない」と連絡を受けた。「水がないのでお湯が必要な非常食は食べられない。甘い食べ物では喉が渇く」と言われ、1袋6枚入りの煎餅3600袋を送った。

 山香煎餅本舗が災害時の非常食として開発、販売している、賞味期限を5年まで延ばした草加せんべい
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 山香煎餅本舗が災害時の非常食として開発、販売している、賞味期限を5年まで延ばした草加せんべいフルスクリーンで見る 閉じる

 この際に「非常食は小麦粉を使ったものが多い。コメなら日本人の口に合うのでは」と思い立ち、14年に商品化。高齢者や子どもも食べやすいようにサイズを小さめの6・5センチにして、薄くした。アルミ包装を使用し、常温で5年まで保存できるようにした。
 「非常用に仕方なく食べるのではなく、普段食べてもおいしいものを」と味にもこだわり、化学調味料は使っていない。

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