広島が25年ぶりV 黒田、涙の舞
更新 sty1609100023優勝へのマジックナンバーを1としていた広島は10日、東京ドームで行われた巨人戦に6-4で勝利し、1991年以来25年ぶり7度目のセ・リーグ制覇を達成した。
悲願の優勝が掛かるマウンドに上ったのは、米大リーグから復帰して2年目の黒田。一回に坂本の2ランで先制されたが、広島は三回に相手失策で1点をかえすと、四回に鈴木、松山の連続本塁打で勝ち越しに成功。五回には鈴木が2打席連発の2ランを放ち巨人を突き放す。八回には2死3塁から新井のセカンドゴロの送球を一塁手の阿部が落球するというラッキーな形で加点した。黒田は6回3失点で、9勝目を挙げた。
優勝が決まると、黒田はマウンド付近に突進した歓喜のナインの輪の中で「このチームを強くしたい」とともに願った盟友新井と抱き合った。2人のベテランの目には大粒の涙が光る。緒方監督に続いて胴上げされた黒田は、両手で顔を覆いながら宙に舞った。