浜松のアーティストも参加 ロンドン初のデザイン展
更新 sty1609070027 デザイン先進地のロンドンで7日、初めての大規模な展覧会「ロンドン・デザイン・ビエンナーレ」が開幕した。日本からは、東大先端科学技術研究センターのアーティスト、鈴木康広さん(37)=浜松市出身=の作品が展示されている。27日まで。
ビエンナーレのテーマは「デザインによるユートピア」。37の国や地域からデザイナーや建築家、アーティストが参加し、多様なデザインの役割や可能性を探る。国別に出展し、日本の展示は国際交流基金が担当した。鈴木さんは武蔵野美術大准教授も務める。
鈴木さんの作品は「近所の地球を巡る旅」と題し、さまざまなオブジェなどを展示。身近で見慣れたものに新たな視点を与え、物事の見方、捉え方に一石を投じるような作品に仕上げた。「これだけたくさん、海外に持ってきたのは初めて。見る人の反応が楽しみ」と話した。(ロンドン共同)