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新たな下岡蓮杖像見つかる 日本最初期の写真師

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新たな下岡蓮杖像見つかる 日本最初期の写真師

更新 sty1605020014
 下から光を当て、ガラス湿板に浮かび上がった蓮杖  下から光を当て、ガラス湿板に浮かび上がった蓮杖
 ガラス湿板からプリントした50歳ごろの蓮杖。これまで「男性像」としか分かっていなかった(村田明さん提供)
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 ガラス湿板からプリントした50歳ごろの蓮杖。これまで「男性像」としか分かっていなかった(村田明さん提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 日本の写真家としてパイオニア的存在だった下岡蓮杖(1823~1914)の新たな肖像写真が2日までに見つかった。蓮杖が活躍した幕末~明治初期のものとみられる。蓮杖の写真は、最晩年の画家の頃のものが大半で、それより若い時代の写真は貴重。

 蓮杖の一番弟子だった横山松三郎(1838~1884年)が撮影したガラス湿板(当時のネガ)53枚のうち3枚に写っていた男性が、研究者らの調査で50歳ごろの蓮杖と判明した。

 ガラス湿板をプリントした蓮杖の画像(村田明さん所蔵)
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 所蔵していたのは松三郎の子孫に当たる東京都在住の会社員横山知美さん(63)。蓮杖ではないかと気付いたのは盛岡市の写真史研究者・村田明さん(77)で、20年ほど前、当時兵庫県在住だった知美さんの父(故人)を訪ね、ガラス湿板53枚を撮影した。最近その画像をデジタル化、処理ソフトで限度いっぱいまで明るくすると、蓮杖に似た姿が浮かび上がった。

 ガラス湿板をプリントした蓮杖像(村田明さん所蔵)
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 日本カメラ博物館の井桜直美研究員は「耳の形、髪形、おでこのしわ、目元などを老人姿の写真と同じ大きさに拡大して比較し、蓮杖だと確信を得た」と話している。

 晩年の下岡蓮杖像(石黒敬章さん提供)
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