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幻の魚イトウが産卵 北海道に春、雌雄寄り添い

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幻の魚イトウが産卵 北海道に春、雌雄寄り添い

更新 sty1604270018
 雌を巡り、赤い婚姻色に染まった体をぶつけ合うイトウの雄=26日、北海道北部  雌を巡り、赤い婚姻色に染まった体をぶつけ合うイトウの雄=26日、北海道北部
 産卵のため遡上したイトウのペア。雄(手前)は赤い婚姻色に染まっている=27日、北海道北部
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 産卵のため遡上したイトウのペア。雄(手前)は赤い婚姻色に染まっている=27日、北海道北部フルスクリーンで見る 閉じる

 遅い春を迎えた北海道北部の河川上流域に、日本最大の淡水魚で「幻の魚」と呼ばれるイトウ(サケ科)が、産卵のため遡上している。体長1メートル近いペアが寄り添って産卵する姿を撮影した。

 シャーベット状の雪が残るささやぶをかき分け約1時間半。幅約5メートル、水深約30センチの小川では、雌が器用に尾びれで小石を飛ばして産卵床を作り、真っ赤な「婚姻色」の雄が慌ただしく左右に位置を変えて産卵を促していた。雌を巡り、雄同士が激しく体をぶつけ合う場面にも遭遇した。

 イトウは環境省が絶滅危惧種に指定し、巨大なシカを丸のみにしたというアイヌ民族の伝説もある。サケと異なり産卵後も死なず、20年以上生きる個体もいる。雪解けの増水期、普段身を潜めている湿原や沼から河川を遡上する。

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