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街の空気を変える存在 歩く広告塔のちんどん屋

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街の空気を変える存在 歩く広告塔のちんどん屋

更新 sty1604080013
 東京・浅草を練り歩く「東京チンドン倶楽部」の一行  東京・浅草を練り歩く「東京チンドン倶楽部」の一行
 ポーズをとる「東京チンドン倶楽部」の高田洋介さん(左から2人目)ら=東京・浅草
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 世界中から訪れた観光客でごった返す東京・浅草に「ちんどん屋」が現れた。古風なちんどん太鼓に、サックスが哀愁あふれる音色を響かせながら、「きょうは、お稲荷様の誕生日です。いなりずしを食べよう!」と呼び掛けて練り歩く。
 ちんどん屋は「東京チンドン倶楽部」(本社・東京都新宿区)の一行で、この日は浅草寺に近い「伝法院通り東商店街」の初午イベントの宣伝だ。

 演奏する「東京チンドン倶楽部」の高田洋介さん(右)ら=東京・浅草
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 先頭の女性は赤い和傘を差し、ちんどん太鼓をリズミカルに奏でる。続く女性は大太鼓、もう1人の女性がチラシを配る。最後尾は「親方」と呼ばれるサックス担当の高田洋介さん(55)だ。
 東京で生まれ、子どものころは家の近くにやって来るちんどん屋を見て育った。「ちんどん屋が角を曲がってくると、街の空気が変わって非日常の世界になる。見る側もやる側も、そこがスリリングです」と語った。

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