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「仲間の分まで見届けたい」 青函トンネル工事跡地で元作業員らが安全祈願

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「仲間の分まで見届けたい」 青函トンネル工事跡地で元作業員らが安全祈願

更新 sty1603240022
北海道新幹線の安全を祈願する、青函トンネル工事の元作業員角谷敏雄さん(左手前)=24日午後、北海道福島町 北海道新幹線の安全を祈願する、青函トンネル工事の元作業員角谷敏雄さん(左手前)=24日午後、北海道福島町

 津軽海峡を望む北海道福島町の青函トンネル工事跡地「トンネルメモリアルパーク」で、青函トンネル工事の元作業員や町関係者ら約30人が24日、工事殉職者を追悼し、青函トンネルを通る北海道新幹線の安全運行を祈願した。

 企画した福島町の元作業員角谷敏雄さん(81)は「亡くなった仲間や、ご家族を思って手を合わせた。私たちの夢だった北海道新幹線がようやく実現する。安全に新幹線が走るのを見守りたい」と語った。

試験運転のため新函館北斗駅方向に向かって走る、JR北海道の新型車両H5系=24日午後
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試験運転のため新函館北斗駅方向に向かって走る、JR北海道の新型車両H5系=24日午後フルスクリーンで見る 閉じる

 角谷さんは1965年、日本鉄道建設公団の臨時職員となり、地質などを調査する「先進導坑」の掘削を担当。作業班長として現場を束ねた。
 海底下の現場は気温30度以上になり蒸し暑く、突如あふれる水の恐怖にさらされたが、作業員は「新幹線を北海道に」を合言葉に励まし合い、長い年月をかけて掘り進めた。
 青函トンネルは88年3月に開通。それから28年、悲願だった新幹線開業を待たずに亡くなった工事関係者も多いといい、角谷さんは「仲間の分まで見届けたい」と話した。

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