野球賭博、巨人の高木京投手が謝罪 選手では初の会見
更新 sty1603090020 野球賭博への関与が明らかになったプロ野球巨人の高木京介投手が9日、東京・大手町の球団事務所で謝罪会見し、直立不動のまま野球賭博に関わったことを認めた経緯などを告白した。一連の野球賭博問題で選手が記者会見するのは初めて。巨人は10日に野球協約で定められているコミッショナーへの告発を行うと発表した。
高木投手は「小学校から野球をやってきて、携わった皆さんを裏切ってしまった。本当に申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げた。
胴元との仲介役とされる男性を「最初はいい人だと思った」と振り返るが、春季キャンプ中の講習会で野球賭博常習者との付き合いも野球協約違反と知り、「これ以上連絡をしないで」と頼んだが、口裏を合わせるよう接触を重ねてきて「怖い人だと実感した」と話した。
今後については「まずは自分が野球賭博をやってしまったことを深く反省して、それを受け止め、前に進んでいきたい」と涙ながらに語った。
◆高木投手の謝罪の言葉「巨人関係者の皆様、選手の皆様、小学校から野球をやってきて、携わってきた関係者の皆様を裏切ってしまい、本当に申し訳ありませんでした。なぜ、2015年10月に発覚したのに、この時期の報告になってしまったのかというと、笠原さんが野球賭博をしていたことが発覚してビクビクしていた。そこに、笠原さんが野球賭博をしていた相手から『ちょっと話しをしないか』と言われ、その後も『君は大丈夫だから』と言われ、僕はそこで安心してしまった」