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”私は歌う” タタール人歌手、ジャマラさん

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”私は歌う” タタール人歌手、ジャマラさん

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ユーロビジョン・ソング・コンテストのウクライナ代表に決まり、サポーターらに手を振るジャマラさん=2月21日、キエフ(REUTERS/Valentyn Ogirenko) ユーロビジョン・ソング・コンテストのウクライナ代表に決まり、サポーターらに手を振るジャマラさん=2月21日、キエフ(REUTERS/Valentyn Ogirenko)
In this photo taken Thursday, Feb. 18, 2016 Ukrainian singer Susana Jamaladinova, known as Jamala, smiles at a rehearsal for the final of Ukraine's national selection for the Eurovision song contest, in Kiev, Ukraine.  Ukrainians chose on Sunday night Feb. 21, 2016,  Crimean Tatar singer Susana Jamaladinova, who performs under the stage name Jamala,  and her song about the mass deportation of Tatars under Josef Stalin as the country's entry for this year's Eurovision song contest. (AP Photo/Sergei Chuzavkov)
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In this photo taken Thursday, Feb. 18, 2016 Ukrainian singer Susana Jamaladinova, known as Jamala, smiles at a rehearsal for the final of Ukraine's national selection for the Eurovision song contest, in Kiev, Ukraine. Ukrainians chose on Sunday night Feb. 21, 2016, Crimean Tatar singer Susana Jamaladinova, who performs under the stage name Jamala, and her song about the mass deportation of Tatars under Josef Stalin as the country's entry for this year's Eurovision song contest. (AP Photo/Sergei Chuzavkov)フルスクリーンで見る 閉じる

 5月にストックホルムで開催される欧州最大級の音楽祭「ユーロビジョン」のウクライナ代表にこのほど、ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島の少数派先住民族、クリミア・タタール人を祖先に持つ女性歌手の出場が決まった。旧ソ連時代のタタール人への迫害をテーマにした歌を披露する予定で、タタール人への抑圧的な政策を続けるロシアからは反発の声が出ている。

ユーロビジョン・ソング・コンテストの代表選考で歌うジャマラさん=2月21日、キエフ(REUTERS/Valentyn Ogirenko)
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ユーロビジョン・ソング・コンテストの代表選考で歌うジャマラさん=2月21日、キエフ(REUTERS/Valentyn Ogirenko)フルスクリーンで見る 閉じる

 出場が決まった歌手のジャマラさんは21日、キエフ郊外での最終選考会で優勝。優勝曲の「1944」は、第2次大戦期のスターリンによるタタール人のクリミアからの追放を題材にした。ジャマラさんの祖先も迫害を受け、彼女自身はキルギスで生まれた。その後、ウクライナが独立し、幼少時にようやく祖先の母国に戻ることができたという。

ユーロビジョン・ソング・コンテストの代表選考で歌うジャマラさん=2月21日、キエフ(REUTERS/Valentyn Ogirenko)
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ユーロビジョン・ソング・コンテストの代表選考で歌うジャマラさん=2月21日、キエフ(REUTERS/Valentyn Ogirenko)フルスクリーンで見る 閉じる

 国営ロシア通信によると、ジャマラさんの出場に反発する露下院議員からは、「大半のウクライナ人は電力費を支払えず、ユーロビジョンを(テレビで)見ることもできないだろう」などと侮蔑的ともとれる発言が出ているという。

 クリミア・タタール人の多くはロシアによるクリミア併合に反対した。その後タタール系テレビ局が業務停止に追い込まれるなど、抑圧が続いている。 【モスクワ=黒川信雄】

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