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目指せ、養殖日本一 福井産トラウトサーモン

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目指せ、養殖日本一 福井産トラウトサーモン

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福井県沖で養殖、水揚げされたトラウトサーモン(福井県水産課提供) 福井県沖で養殖、水揚げされたトラウトサーモン(福井県水産課提供)

 回転ずしのネタとして人気の高いトラウトサーモンの養殖に福井県が取り組んでいる。広島県や香川県なども参入しておりライバルは多い。福井県の担当者は「新たな特産品につなげ、日本一を目指したい」と意気込む。

 県水産課によると、トラウトサーモンは海で養殖したニジマスで、年間約4万トンとされる国内消費量の大半をノルウェーやチリから輸入している。国内の養殖はわずか100トン程度で、青森県が中心だ。

福井市の鷹巣沖に設置されたトラウトサーモンのいけす(福井県水産課提供)
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福井市の鷹巣沖に設置されたトラウトサーモンのいけす(福井県水産課提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 福井県では2015年12月から、おおい町大島の沖合400メートルで本格的に養殖を開始。直径約25メートルの大型いけすに稚魚9千匹を放流、今年5月ごろに18トン程度の水揚げを見込む。
 トラウトサーモンは水温20度以下でしか育たないが、福井県沖は成育に適した水温が長く続くことから養殖にはぴったりという。
 福井県水産課の鈴木聖子参事は「まずは安定した出荷量を確保するのが課題。将来的には輸入サーモンに太刀打ちできるようにしたい」と話し、今後、3年程度で生産量400トンを目指す。

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