世界初の可能性も ダイオウグソクムシが脱皮 鳥羽水族館で国内初確認
更新 sty1602140011三重県鳥羽市の鳥羽水族館は14日までに、深海生物「ダイオウグソクムシ」が脱皮する様子を国内で初めて確認したと発表した。同館は「観察は世界初の可能性もあり、謎に満ちた生態の解明につながるかもしれない」と期待を寄せている。
ダイオウグソクムシはダンゴムシの仲間で海底に沈んだ動物や魚の死骸を食べることから「深海の掃除屋」と呼ばれる。
脱皮したのは、メキシコ湾で採取され、2012年から飼育する雄の「No.5」(体長約25センチで体重1.25キロ)。12日午前7時半ごろ、脱皮途中の姿を飼育員が確認し、時折体をよじりながら約6時間半後に体の後ろ部分の殻を脱いだ。
前半分の脱皮がいつになるかは不明といい、同館が観察を続ける。