清原容疑者逮捕! 覚せい剤所持容疑
更新 sty1602030005甲子園で誰よりも輝き、西武時代は6度、巨人時代も2度、日本一に貢献したプロ野球界のスーパースターが現行犯逮捕された。
警視庁は東京都港区の自宅マンションで覚せい剤を所持していたとして、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで、清原容疑者を現行犯逮捕した。警視庁によると「覚せい剤は私のものに間違いありません」と容疑を認めている。逮捕容疑は2日午後8時48分ごろ、港区東麻布1丁目の自宅マンションで、覚せい剤約0・1グラムを所持していた疑い。
警視庁組織犯罪対策5課は2日午後8時ごろから、清原容疑者の自宅の家宅捜索に着手。間もなく白い結晶が入った袋が見つかり、覚醒剤と確認された。清原容疑者は当時、自宅内に1人でおり、暴れたり、抵抗したりする様子はなかったという。
清原容疑者は同日午後11時ごろ逮捕され、自宅から警視庁本部に移送された。その後、病院に移され、診察を受けた。
◆引退後には不安定な時期も
清原容疑者は2008年にオリックスで現役生活を終えた後、解説者、タレントとして活躍。2014年には週刊誌に薬物使用疑惑を報じられた。清原氏側は糖尿病の治療による体調不良として全面否定していたが、体重の変動が激しく、精神的にも不安定な時期もあったという。その後は一時テレビ局などでの露出は減っていた。
同年9月に夫人と離婚したことを公表。精神的に不安定な日々を送っていた模様だ。その一方で病気の母親の回復を祈り、四国にお遍路に出かけるなどしていた。
昨年4月ごろからテレビ番組などにも復帰。年明けの1月11日には、ヤフオクドームで開かれた名球会イベントにも参加していた。
清原容疑者は昨年ブログを開設し、日々の心境を綴っていた。別々に暮らす息子たちの少年野球チームに応援にいった様子や名球会イベントで再会したライバルたちとの2ショット写真などを掲載していた。
大阪府出身で西武のほか、巨人、オリックスにも所属。PL学園高時代には桑田真澄氏とのKKコンビで甲子園に5季連続出場し、優勝2度、準優勝2度。甲子園通算最多本塁打記録(13本)を持つ。
ドラフト会議では希望の巨人から指名を受けることができず、西武に入団。巨人との日本シリーズで流した涙は感動を呼んだ。「番長」と呼ばれた独特のキャラクターでも人気を博していた。
プロ野球はキャンプインを迎え、開幕に向けて動き出したばかり。その矢先のショッキングすぎる不祥事発覚となった。