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「あさが来た」の銀行モデル、大阪・池田にあった… “本物の支店”が注目

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「あさが来た」の銀行モデル、大阪・池田にあった… “本物の支店”が注目

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現在はカーテンやカーペットの販売店となっている旧加島銀行池田支店 =大阪府池田市 現在はカーテンやカーペットの販売店となっている旧加島銀行池田支店 =大阪府池田市
旧加島銀行池田支店内の大金庫。現在は「河村商店」が倉庫としているがが、河村武彦代表は「来訪客には案内している」という =大阪府池田市栄町
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旧加島銀行池田支店内の大金庫。現在は「河村商店」が倉庫としているがが、河村武彦代表は「来訪客には案内している」という =大阪府池田市栄町フルスクリーンで見る 閉じる

 NHK連続テレビ小説「あさが来た」で主人公、白岡あさが設立する「加野銀行」のモデルとなった加島銀行の旧池田支店(大阪府池田市栄町)が、ファンの注目を集めている。加島銀行の関連で唯一現在も残る建物だといい、ドラマ中で銀行が開業するのに合わせ、池田市もPRに乗り出した。

 加島銀行はあさのモデルとなった明治時代の女性実業家、広岡浅子(1849~1919年)ゆかりの銀行で、大阪の豪商「加島屋」の両替部門を母体として明治21(1888)年に設立。昭和恐慌後の経営危機で昭和12(1937)年に廃業した。本店は現在の大阪市中央区にあったが、池田市によると、関連建物で現存するのは旧池田支店だけだという。

朝ドラの進行に合わせて、旧加島銀行池田支店前に急遽、案内プレートを池田市観光・ふれあい課が張り出した。ドラマ人気にあやかり観光客誘致をめざす =大阪府池田市栄町
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朝ドラの進行に合わせて、旧加島銀行池田支店前に急遽、案内プレートを池田市観光・ふれあい課が張り出した。ドラマ人気にあやかり観光客誘致をめざす =大阪府池田市栄町フルスクリーンで見る 閉じる

 大正7(1918)年に建築された旧池田支店は木造モルタル2階建てだが、正面は石や赤れんがで重厚感を演出。東京駅や日本銀行本店、大阪市中央公会堂を手掛けた建築家、辰野金吾(1854~1919年)も設計に関わっており、平成15年に国の有形文化財に登録された。

 昭和40年代に旧池田支店を購入した「河村商店」代表の河村武彦さん(83)は「以前から建築ファンの来訪はあったが、最近は連日、ドラマのファンが訪れている」。このため店内に残る銀行当時からのカウンターや大金庫も可能な範囲で公開しているという。

 池田市も急遽、「『あさが来た』のヒロインのモデル、広岡浅子が設立した旧加島銀行池田支店です」と記したプレートを設置。旧池田支店の案内を盛り込んだ無料の観光ガイドブックなど計4万部も、2月中旬から配布するという。

現存する旧加島銀行池田支店の内部。銀行時代のカウンターもそのままで、現「河村商店」に河村武彦代表(手前)が来訪客に公開している =大阪府池田市栄町
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現存する旧加島銀行池田支店の内部。銀行時代のカウンターもそのままで、現「河村商店」に河村武彦代表(手前)が来訪客に公開している =大阪府池田市栄町フルスクリーンで見る 閉じる
旧加島銀行池田支店の外部に設置されている池田市教委による案内板。平成15年12月に国の有形文化財に登録された =大阪府池田市栄町
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旧加島銀行池田支店の外部に設置されている池田市教委による案内板。平成15年12月に国の有形文化財に登録された =大阪府池田市栄町フルスクリーンで見る 閉じる

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