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被災病院が再出発 南三陸町、高台に完成

東日本大震災

被災病院が再出発 南三陸町、高台に完成

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南三陸病院の落成式でテープカットをする関係者=25日午後、宮城県南三陸町 南三陸病院の落成式でテープカットをする関係者=25日午後、宮城県南三陸町

 東日本大震災の津波で被災し、入院患者や職員ら74人が犠牲となった宮城県南三陸町の公立志津川病院が「南三陸病院」の名称で町内の高台に再建され25日、落成式が開かれた。

南三陸病院に展示された旧病院の壁掛け時計を見る斎藤政二医師=25日午後、宮城県南三陸町
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 沿岸部にあった志津川病院は震災時、5階建ての4階天井部まで津波が押し寄せた。この日の式典には職員や遺族ら約150人が集まり、佐藤仁町長が「やっとこの日を迎え、喜びを分かち合いたい」とあいさつした。
 新病院は地域福祉の拠点となる「総合ケアセンター南三陸」と併せて整備され、10の診療科目、90床を備える。総工費約56億円のうち約22億円が台湾からの義援金で賄われた。

完成した南三陸病院の内部=25日午後、宮城県南三陸町
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 院内には津波に襲われ3時27分で止まったままの旧病院の壁掛け時計を展示。医師の斎藤政二さん(55)は「当時を思い出す。新たな設備で、使命感をしっかり持って働きたい」と話した。

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