産経フォト

日本の空 守り続けて45年 空自のF4ファントム

自衛隊・ミリタリー

日本の空 守り続けて45年 空自のF4ファントム

更新 sty1510250004
フライトを終え、地上走行するF4ファントム。夕日が反射して、機体が輝いた =茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地(鈴木健児撮影) フライトを終え、地上走行するF4ファントム。夕日が反射して、機体が輝いた =茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地(鈴木健児撮影)
操縦席でフライト前の確認をする楠原1尉。表情は真剣そのもの =茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地(鈴木健児撮影)
画像を拡大する
操縦席でフライト前の確認をする楠原1尉。表情は真剣そのもの =茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地(鈴木健児撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 夕日に照らされて自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)に戦闘機が戻ってきた。F4EJ改「ファントム」。配備から45年、今も日本の空を見守り続ける“空のベテラ ン”だ。
 1958年に米国で開発され超音速のマッハ2.2で飛ぶ。ベトナム戦争で は米軍の主力戦闘機だったが、湾岸戦争後の1990年代半ばに退役した。日本では百里と新田原基地(宮崎県新富町)の2カ所に実戦配備され、国籍不明機対応のための緊急発進(スクランブル)を行っている。

着陸後、会話を交わすクルー。複座機のファントムに密なコミュニケーションは欠かせない =茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地(鈴木健児撮影)
画像を拡大する
着陸後、会話を交わすクルー。複座機のファントムに密なコミュニケーションは欠かせない =茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地(鈴木健児撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 戦闘機としては異例の5000機以上が製造されたが多くはすでに退役。実働する雄姿をひと目見ようと海外から訪れるファンもいるが、日本でも平成29年度から次期主力戦闘機F35への切り替えが決まり勇退は近いとされる。

 百里基地でF4を運用する302飛行隊のパイロット、楠原隆広1尉(34)は「パイロットの技術次第でいかようにも動ける飛行機。何度もスクランブル発進し国籍不明機などに対処してきた。ファントムに守られ、育てられました」と話す。

離陸するファントム。アフターバーナーで後ろの景色がにじんで見えた =茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地(鈴木健児撮影)
画像を拡大する
離陸するファントム。アフターバーナーで後ろの景色がにじんで見えた =茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地(鈴木健児撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 同飛行隊長の渡辺正人2佐(38)は「国内外の現行戦闘機 と比べベストとはいえない。が、搭乗者が2人で(1人乗りの戦闘機と比べ)2倍の頭脳と目があり機械的劣勢は補えるはず。F4が引退し、機体が新しくなっても この部隊で培った技量や士気、魂を確実に引き継ぎたい」と力を込めた。 (写真報道局 鈴木健児)

■360°パノラマで見る「F4ファントム」のコックピット を見る

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング