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【大山文兄のV1ウオッチ♯14】奇跡のツーショット&5機来日で大忙し

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【大山文兄のV1ウオッチ♯14】奇跡のツーショット&5機来日で大忙し

更新 sty1507020015
特別機(ボーイング767-300・機体番号JA627A)でトンガに出発される皇太子さまと雅子さま =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影) 特別機(ボーイング767-300・機体番号JA627A)でトンガに出発される皇太子さまと雅子さま =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)

 皇太子ご夫妻は2日午後、南太平洋のトンガ王国国王、ツポウ6世の戴冠(たいかん)式に参列するため、羽田空港発の特別機でファアモツ国際空港に向けて出発されました。皇太子さまのトンガ王国訪問は2006年にツポウ4世の国葬、2008年にツポウ5世の戴冠(たいかん)式に出席されて以来3回目。皇太子妃雅子さまの外国公式訪問は、11年ぶりに実現した2013年のオランダご訪問以来2年ぶりとなります。

全日空の特別機(ボーイング767-300・機体番号JA627A)でトンガに出発される皇太子ご夫妻 =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)
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全日空の特別機(ボーイング767-300・機体番号JA627A)でトンガに出発される皇太子ご夫妻 =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 トンガご訪問には全日空のチャーター機、ボーイング767-300(機体番号JA627A)が使用されました。これはファアモツ国際空港の滑走路が2681mしかないため、燃料を満載した政府専用機(ボーイング747-400)が離陸できないためです。皇太子さまが2006年のツポウ4世の国葬に参列された際には、ニュージーランドのオークランド国際空港までは政府専用機。オークランドからトンガへはチャーター機が使用されました。

V1スポットからプッシュバックされRW16Lに向かう全日空の特別機(ボーイング767-300・機体番号JA627A) =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)
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V1スポットからプッシュバックされRW16Lに向かう全日空の特別機(ボーイング767-300・機体番号JA627A) =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 ご搭乗機のボーイング767-300(機体番号JA627A)ですが、天皇、皇后両陛下が4月にパラオ訪問で使用した特別機の空輸機です。全日空によると、空輸機とは政府専用機の副務機と同じ扱いで、ご搭乗機にトラブルがあった際には速やかにバックアップを行います。そしてこの日の空輸機には、同じくパラオへの特別機となったボーイング767-300(機体番号JA625A)が用意されましたが、トンガへのフライトは行われませんでした。

トンガに向けRW16Lを離陸する、全日空の特別機(ボーイング767-300・機体番号JA627A) =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)
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トンガに向けRW16Lを離陸する、全日空の特別機(ボーイング767-300・機体番号JA627A) =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 今回、搭乗機のご出発が日没後の19時半だったため、初めてV1ウオッチの撮影に400ミリF2.8(通称ヨンニッパ)の明るいレンズを使用しました。確かにレンズのキレと描写は抜群なのですが、4段脚立に上がっての取材ではなかなか使いにくいレンズでもあります。いつもは機体重視の撮影のため、100-400ミリのズームレンズを使用していたのですが(手抜きです)、今回は2年ぶりとなる雅子さまの外国公式訪問です。この日ばかりは機体よりも画質重視で撮影にのぞみました。

トンガに出発される皇太子さまと雅子さま =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)
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トンガに出発される皇太子さまと雅子さま =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 出発や来日のシーンといえば、お決まりのタラップ上での写真や映像です。ムービーの方々は機内に乗り込まれた後も、プッシュバックから離陸まで撮影し続けます。しかし新聞取材の場合、機体を撮影しても紙面に掲載されることはほとんどありません。そのためタラップでのご挨拶が終わるとスチール撮影は終了なのですが、この後、長年皇室取材を行っているカメラマンですら驚きの出来事がありました。

トンガに出発される皇太子さまと雅子さま =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)
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 はじめは目を疑ったのですが、機体の窓越しに皇太子ご夫妻の姿がクッキリと見えるではありませんか! 当初は気づかないカメラマンもいたのですが、さすがにシャッター音が鳴り響き、撮り損なった社はないと思います。そしてプッシュバックが開始されると、徐々に皇太子ご夫妻の姿が移動していきます。そして奇跡が起きました。2つの窓越しに手を振られる皇太子さま、雅子さまの姿。窓の上部にはまるで絵に描いたような日の丸。窓が1つずれただけでもこの構図は完成されません。日中ならば機内が見えることはないのですが、夜間の出発、皇太子さまが座席を移動されたからこそ実現した、奇跡のツーショットでした。

 この日は4日に開催される、第7回日本・メコン地域諸国首脳会議(日・メコン首脳会議)を前に、メコン地域5カ国(フン・セン・カンボジア首相、トンシン・タンマヴォン・ラオス首相、テイン・セイン・ミャンマー大統領、プラユット・ジャンオーチャー・タイ首相、グエン・タン・ズン・ベトナム首相)の首脳が相次いで来日。航空ファンにとっては7時間に5カ国の特別機、政府専用機が飛来するお祭りのような1日でした。

 残念ながらメコン地域5カ国の来日に関しては、スポットでの撮影設定がありませんでした。そのため空港周辺で撮影を行っております。今回は詳しい各国の取材もできなかったため、掲載に関しては来日機のデータだけにとどめております。ラオス、カンボジアのスポットイン時刻に関しては、目視での確認ができておらず、到着予定時間(ほぼ定刻通りでした)となっておりますのでご了承下さい。

機内から手を振って出発される皇太子さまと雅子さま =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)
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機内から手を振って出発される皇太子さまと雅子さま =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)フルスクリーンで見る 閉じる
V1スポットからプッシュバックされRW16Lに向かう全日空の特別機(ボーイング767-300・機体番号JA627A) =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)
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V1スポットからプッシュバックされRW16Lに向かう全日空の特別機(ボーイング767-300・機体番号JA627A) =2日夜、東京・羽田空港(大山文兄撮影)フルスクリーンで見る 閉じる




2015年7月2日のまとめ

●皇太子ご夫妻行啓(ぎょうけい)機

機体:全日空・Boeing 767-300、機体番号:JA627A、便名:ANA1959、使用滑走路:RW16L、スポット:V1

●ミャンマー連邦共和国・特別機

機体:ミャンマー国際航空・Airbus A319-111、機体番号:XY-AGU、コールサイン:ミャンマー001、使用滑走路:RW22、スポット:V2(スポットイン 14:57)

●ラオス人民民主共和国・特別機

機体:ラオス国営航空・Airbus A320-214、機体番号:RDPL-34188、コールサイン:ラオ01、使用滑走路:RW22、スポット:407(スポットイン 17:00頃)

●カンボジア王国・政府専用機

機体:Airbus A320-232、機体番号:B-6738、コールサイン:キングダム・オブ・カンボジア01、使用滑走路:RW22、スポット:408(スポットイン 17:30頃)

●タイ王国・政府専用機

機体:Airbus A319-115、機体番号:HS-TYR、コールサイン:ロイヤル・タイ・エアフォース237、使用滑走路:RW22、スポット:V2(スポットイン 21:24)

●ベトナム社会主義共和国・特別機

機体:・ベトナム航空・エアバスA330-223、機体番号:VN-379、コールサイン:ベトナム1、使用滑走路:RW22、スポット:V1(スポットイン 21:54)

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