産経フォト

走らなかった聖火 リレー出発地Jヴィレッジで撤収作業

時事

走らなかった聖火 リレー出発地Jヴィレッジで撤収作業

更新 jnl2003260001
東京五輪の聖火リレーのスタート地点が予定されていた福島県の広野町と楢葉町にまたがるサッカー施設「Jヴィレッジ」では、関係者が撤収作業が行われ、「TOKYO2020」と書かれたボードも撤去されていた =26日午前(佐藤徳昭撮影) 東京五輪の聖火リレーのスタート地点が予定されていた福島県の広野町と楢葉町にまたがるサッカー施設「Jヴィレッジ」では、関係者が撤収作業が行われ、「TOKYO2020」と書かれたボードも撤去されていた =26日午前(佐藤徳昭撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
東京五輪の聖火リレーのスタート地点が予定されていた福島県の広野町と楢葉町にまたがるサッカー施設「Jヴィレッジ」では、関係者が撤収作業をしていた =26日午前(佐藤徳昭撮影)
画像を拡大する
東京五輪の聖火リレーのスタート地点が予定されていた福島県の広野町と楢葉町にまたがるサッカー施設「Jヴィレッジ」では、関係者が撤収作業をしていた =26日午前(佐藤徳昭撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 「復興五輪」の皮切りとして、26日に福島をスタートするはずだった東京五輪の聖火リレーは、新型コロナウイルスの感染拡大で直前になって延期が決まり、春を迎えた被災地を走ることはなかった。リレー初日の予定コース周辺では、関係者のさまざまな思いが交錯した。

東京五輪の聖火リレーのスタート地点が予定されていた福島県の広野町と楢葉町にまたがるサッカー施設「Jヴィレッジ」では、関係者が撤収作業をしていた =26日午前(佐藤徳昭撮影)
画像を拡大する
東京五輪の聖火リレーのスタート地点が予定されていた福島県の広野町と楢葉町にまたがるサッカー施設「Jヴィレッジ」では、関係者が撤収作業をしていた =26日午前(佐藤徳昭撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 グランドスタートのセレモニーが行われ、午前10時にリレーが出発する計画だった福島県のJヴィレッジ(楢葉町、広野町)。この日は、朝早くからヘルメット姿の作業員が集まり、準備が整っていた、ステージや照明などの撤収に追われた。

東京五輪の聖火リレーのスタート地点が予定されていた福島県の広野町と楢葉町にまたがるサッカー施設「Jヴィレッジ」では、関係者が撤収作業が行われ、「TOKYO2020」と書かれたボードも撤去されていた =26日午前(佐藤徳昭撮影)
画像を拡大する
東京五輪の聖火リレーのスタート地点が予定されていた福島県の広野町と楢葉町にまたがるサッカー施設「Jヴィレッジ」では、関係者が撤収作業が行われ、「TOKYO2020」と書かれたボードも撤去されていた =26日午前(佐藤徳昭撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 作業を見守っていた東京五輪・パラリンピック組織委員会広報部の谷口諒介さんは、聖火が巡る先々での広報が本来の業務だった。谷口さんは「(撤収を取材に来た)報道関係者も多いので危険がないよう協力をお願いしている」と話した。

聖火リレーのグランドスタート式典立ち入り禁止を求める看板は、撤収工事現場への立ち入り規制に使われていた =26日、福島県のJヴィレッジ(芹沢伸生撮影)
画像を拡大する
聖火リレーのグランドスタート式典立ち入り禁止を求める看板は、撤収工事現場への立ち入り規制に使われていた =26日、福島県のJヴィレッジ(芹沢伸生撮影)キヤノン EOS Kiss X8i:EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMフルスクリーンで見る 閉じる

 Jヴィレッジの広報担当、高名祐介さんも撤収作業を離れた場所からみつめた。「残念ではあるが多くの人の健康を守る、ということを考えると仕方ない」とポツリ。高名さんは「今は新型コロナウイルスの収束を願うばかり。再びグランドスタートの地になるのであれば、今回の経験を生かしたい」と続けた。

撤収作業が続く、聖火リレースタートの地・Jヴィレッジではマスク姿の作業員が目立った =26日、福島県(芹沢伸生撮影)
画像を拡大する
撤収作業が続く、聖火リレースタートの地・Jヴィレッジではマスク姿の作業員が目立った =26日、福島県(芹沢伸生撮影)キヤノン EOS Kiss X8i:EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMフルスクリーンで見る 閉じる

 聖火リレーを楽しみにしていた人たちも足を運んだ。群馬県大泉町を午前6時に出発。仲間と5人で訪れた会社員(51)=は、東日本大震災以降、東北でボランティアを続けている。この日は、所属団体の代表の男性が、福島県南相馬市で聖火ランナーを務めることになっていた。

 会社員は「みんなで応援しようと今日だけ仕事を休んでいた。せっかくなので、スタート地点を見てみたかった」といい「今日はリレーのコースや被災地を回る」と話して次の場所へ移動していった。

 午前10時。聖火リレーの出発時間を迎えたJヴィレッジに変わったことはなく、スタート地点になるはずだった9番ピッチ周辺には、設備を解体する作業音が響いていた。

企画制作:産経デジタル