野口みずきさんが第2走者務める 東京五輪聖火リレー始まる
更新 jnl2003120003
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東京五輪の聖火採火式が12日、ギリシャ西部オリンピアの古代遺跡で行われた。新型コロナウイルスの拡大で世界保健機関(WHO)がパンデミックを宣言する中、予定通り7月24日の大会開幕に向けてスタートを切った。
採火式は、古代ギリシャの巫女(みこ)にふんした女性が太陽光から鏡で火をおこし、聖火リレーのトーチにともす儀式。ギリシャでもウイルス感染者が80人を超え、採火式は無観客で行われた。式典では華やかなパフォーマンスが行われ、千人以上が参加するのが通例だが、今回は五輪関係者ら約100人に限定された。

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区間を走り切り第3走者とトーチキスを行う野口みずきさん(右)=12日、ギリシャ・オリンピア(古厩正樹撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF24-105mm F4L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る
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聖火リレーは、第1走者のギリシャ人選手がスタート。2004年アテネ五輪のマラソン金メダリスト、野口みずきさんが第2走者を務めた。桜をイメージしたトーチを掲げ、古代五輪の競技場を眼下に眺める約200メートルを、日本人最初の東京五輪聖火ランナーという名誉をかみしめながら、ゆっくりと走りきった。
聖火はギリシャでのリレーを経て、19日にアテネで引き継ぎ式が行われる。20日には宮城県の航空自衛隊松島基地に到着。日本での聖火リレーが始まる。

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聖火リレーを終え、桜をモチーフにしたトーチを披露する野口みずきさん=12日、ギリシャ・オリンピア(古厩正樹撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF24-105mm F4L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る
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