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「機体がクルクル回っていた」男性が目撃 福島県警のヘリコプター事故

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「機体がクルクル回っていた」男性が目撃 福島県警のヘリコプター事故

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田んぼに不時着、横転した福島県警のヘリ。近くには民家もあった=1日、福島県郡山市(芹沢伸生撮影) 田んぼに不時着、横転した福島県警のヘリ。近くには民家もあった=1日、福島県郡山市(芹沢伸生撮影)キヤノン EOS Kiss X8i:EF70-200mm F2.8L IS USM +EF2X Ⅱ
田んぼに不時着、横転した福島県警のヘリ=1日、福島県郡山市(芹沢伸生撮影)
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田んぼに不時着、横転した福島県警のヘリ=1日、福島県郡山市(芹沢伸生撮影)キヤノン EOS Kiss X8i:EF70-200mm F2.8L IS USM +EF2X Ⅱフルスクリーンで見る 閉じる

 脳死男性から摘出した心臓を臓器移植のために搬送中だった福島県警航空隊のヘリコプター「あづま」が郡山市三穂田町下守屋の水田に不時着、横転した事故で、県警は1日、搭乗していた7人について、39歳の男性医師や県警地域企画課長ら4人は骨折の重傷、3人が軽傷だったと発表した。ヘリコプターを操縦していた警察官は「機体が風にあおられ、不安定になった」と話していて、住宅を避けるため、田んぼを選んで不時着したという。

 臓器移植ネットワークは、ヘリコプターが搬送中だった心臓の移植を医学的理由で断念したと発表した。
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まさか自分の家の近くで

 晴れ渡った週末の朝、郡山市ののどかな一帯は、福島県警のヘリコプター事故で騒然となった。

田んぼに不時着、横転した福島県警のヘリ=1日、福島県郡山市(芹沢伸生撮影)
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田んぼに不時着、横転した福島県警のヘリ=1日、福島県郡山市(芹沢伸生撮影)キヤノン EOS Kiss X8i:EF70-200mm F2.8L IS USM +EF2X Ⅱフルスクリーンで見る 閉じる

 「バタバタバタ、ゴォーッ」。午前8時ごろ、事故現場から約100メートル離れた家に住む、新聞配達員、菅野雄基さん(29)は、部屋で地響きのような異様な音に気付いた。慌てて窓の外を見ると、近くの田んぼ上空を低く飛ぶヘリが目に入った。
 「機体がクルクルと回った状態で降りてきた。結構、速いスピードで回っていた。地面に対して機体は並行で、突っ込んだような印象はなかった」と菅野さんは話す。

 次の瞬間、「ド、ド、ド…」という鈍い音とともに、ヘリの部品がはじけ飛んだ。菅野さんの家よりも事故現場のほうが少し高い場所にあり、不時着の瞬間は目撃できなかった。「大きな部品が高く舞い上がり、家まで飛んでくると思い怖くなった」という。菅野さんの自宅から30メートルほどの場所には、飛散した機体の一部があった。

 「この辺りはよくヘリが飛んでいるが、まさか自分の家の近くでこんな事故が起きるとは」と、菅野さんはショックを隠せなかった。

企画制作:産経デジタル