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吉野彰氏にノーベル化学賞 リチウムイオン電池を発明 「興奮している」

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吉野彰氏にノーベル化学賞 リチウムイオン電池を発明 「興奮している」

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花束を受け取り、笑顔を見せる旭化成名誉フェローの吉野彰さん=9日午後、東京都千代田区(古厩正樹撮影) 花束を受け取り、笑顔を見せる旭化成名誉フェローの吉野彰さん=9日午後、東京都千代田区(古厩正樹撮影)キヤノン EOS 5D Mark Ⅳ:EF24-70mm F4L IS USM
社員らに拍手で迎えられるノーベル化学賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰さん=9日午後、東京都千代田区(萩原悠久人撮影) 
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社員らに拍手で迎えられるノーベル化学賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰さん=9日午後、東京都千代田区(萩原悠久人撮影) キヤノン EOS-1D X:EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2019年のノーベル化学賞を、リチウムイオン電池を発明した旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71)ら3氏に授与すると発表した。小型で高性能の充電池として携帯型の電子機器を急速に普及させ、IT(情報技術)社会の発展に大きく貢献した功績が評価された。

会見で喜びを語る旭化成名誉フェローの吉野彰さん=9日午後、東京都千代田区(古厩正樹撮影)
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会見で喜びを語る旭化成名誉フェローの吉野彰さん=9日午後、東京都千代田区(古厩正樹撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 吉野氏はビデオカメラなど持ち運べる電子機器が普及し、高性能の電池が求められていた昭和58(1983)年にリチウムイオン電池の原型を開発した。ノーベル化学賞を受賞した白川英樹筑波大名誉教授が発見した電導性プラスチックのポリアセチレンを負極の材料に使い、これに米国研究者が開発したコバルト酸リチウムの正極を組み合わせて作った。
 その後、負極の材料を炭素繊維に変更することで小型軽量化し、電圧を4ボルト以上に高める技術も開発。同じ原理で平成3年にソニーが世界で初めてリチウムイオン電池を商品化した。
 繰り返し充電できる電池はニッケル・カドミウム電池などが既にあったが、性能を飛躍的に高めたリチウムイオン電池の登場で携帯電話やノートパソコンなどが一気に普及。スマートフォンなど高機能の電子機器を持ち歩く「モバイル(可動性)社会」の実現に大きな役割を果たした。

花束を受け取り、笑顔を見せる旭化成名誉フェローの吉野彰さん=9日午後、東京都千代田区(古厩正樹撮影)
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花束を受け取り、笑顔を見せる旭化成名誉フェローの吉野彰さん=9日午後、東京都千代田区(古厩正樹撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 リチウムイオン電池の市場規模は世界で4兆円超に拡大。近年は電気自動車や人工衛星などにも用途が広がっているほか、再生可能エネルギーを有効に利用する手段としても期待されている。
 授賞式は12月10日にストックホルムで行われ、賞金計900万スウェーデンクローナ(約9700万円)が贈られる。
 旭化成本社(東京都千代田区)で行われた記者会見で、た吉野さんは「興奮しておりますが、うれしく思います」と率直に喜びを語った。
 社員らの拍手の中、笑顔で入場。報道陣のカメラの無数のフラッシュを浴びて登壇した吉野さんは「リチウムイオン電池が受賞対象になり、うれしい。若い研究者に大きな励みになる」と話した。

企画制作:産経デジタル