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時代またぎ完成間近 八ツ場ダム・群馬県長野原町

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時代またぎ完成間近 八ツ場ダム・群馬県長野原町

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夜間も工事が進む八ツ場ダム。高さ116メートルの本体の外観はほとんど完成している =群馬県長野原町(桐山弘太撮影) 夜間も工事が進む八ツ場ダム。高さ116メートルの本体の外観はほとんど完成している =群馬県長野原町(桐山弘太撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF24-70mm F4L IS USM
八ツ場ダム工事事務所では見学ツアーを実施しており、建設途中のダムを見られる貴重な機会として人気がある =群馬県長野原町(桐山弘太撮影)
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八ツ場ダム工事事務所では見学ツアーを実施しており、建設途中のダムを見られる貴重な機会として人気がある =群馬県長野原町(桐山弘太撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF16-35mm F4L IS USMフルスクリーンで見る 閉じる

 工事用のライトがつくと、巨大なコンクリートの壁が照らし出され、圧倒的な存在感を放つ。

 群馬県長野原町で建設が進む八ツ場(やんば)ダムは、高さ116メートル、幅290メートルで、水をためる湛水(たんすい)前のダムを見上げるとその規模に驚かされる。

新しく整備された川原湯温泉。20軒以上の旅館があった温泉街の風情は失われてしまったが、現在は5軒の旅館が経営を続けている(桐山弘太撮影)
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新しく整備された川原湯温泉。20軒以上の旅館があった温泉街の風情は失われてしまったが、現在は5軒の旅館が経営を続けている(桐山弘太撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 昭和27年の調査着手から、住民らの反対運動、平成21年の民主党政権による建設中止表明など、曲折を経て今年度中にようやく完成する見込みだ。

 ダム湛水地にあった川原湯温泉街は、同じ地区の山腹部を造成した代替地に移転し、現在5軒の旅館が経営を続けている。

八ツ場ダム建設により代替地に移転し、3回目となった川原湯神社の春例大祭 ==4月8日、群馬県長野原町(桐山弘太撮影)
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八ツ場ダム建設により代替地に移転し、3回目となった川原湯神社の春例大祭 ==4月8日、群馬県長野原町(桐山弘太撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF24-70mm F4L IS USMフルスクリーンで見る 閉じる

 政治に翻弄された地元。温泉旅館で働く男性は「賛成、反対はもう終わった話。移転して人が減り、温泉街に風情が無くなった。これから、新しい街がどう変わるかが勝負だと思う」と期待と不安が入り交じった様子で話した。(写真報道局 桐山弘太)

企画制作:産経デジタル