知恩院 重さ約70トンの大鐘の試し突き 僧侶17人豪快に
更新 jnl1612270004浄土宗総本山・知恩院(京都市東山区)で27日、除夜の鐘の試し突きが行われ、師走の古都に荘厳な音が響いた。

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寛永13(1636)年鋳造の大鐘は、高さ約3.3メートル、厚さ約30センチ、重さ約70トンで国内最大級とされる。試し突きでは本番さながらに、僧侶16人が「えーい、ひとーつ」「そーれ」と声を合わせ、鐘を打ち鳴らす棒「撞木(しゅもく)」(長さ約4.5メートル)を綱で引っ張ると、別の1人があおむけで身を投げ出しながら豪快に鐘を突いた。
僧侶の一人、関真章さん(24)は「私たちでも普段、間近で鐘の音を聴くことはないが、体全体に響くような音がした。大みそかも失敗しないようにしたい」と話した。
31日は午後10時40分ごろから除夜の鐘を突き始める。

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