産経フォト

写真で追う熊本地震、被害広がる

時事

写真で追う熊本地震、被害広がる

更新 jnl1604150003
熊本地震 行方不明者の捜索に向かう消防隊員ら=15日午前、熊本県益城町(桐原正道撮影) 熊本地震 行方不明者の捜索に向かう消防隊員ら=15日午前、熊本県益城町(桐原正道撮影)キヤノン EOS-1D X:EF24-70mm F4L IS USM
地震から一夜明け、被害を受けた家屋が多数見られた=15日午前6時55分、熊本県益城町(本社ヘリから、村本聡撮影)
画像を拡大する
地震から一夜明け、被害を受けた家屋が多数見られた=15日午前6時55分、熊本県益城町(本社ヘリから、村本聡撮影)キヤノン EOS-1D X:EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 14日午後9時26分ごろ、熊本県益城(ましき)町で発生し、震度7を観測した地震はその後も活発な余震活動が続いている。
 気象庁は今回の地震を「平成28年熊本地震」と命名した。同庁によると、震度7の地震の震源地は熊本地方で、震源の深さは約11キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)6・5と推定。今後1週間は震度6弱程度の余震が発生する恐れがあるという。

益城町総合体育館に避難してきた被災者=熊本県益城町(撮影・中島信生)
画像を拡大する
益城町総合体育館に避難してきた被災者=熊本県益城町(撮影・中島信生)キヤノン EOS-1D X:EF24-70mm F2.8L Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 発生から一夜明け、この地震による被害状況が徐々に明らかになってきた。
 熊本県警によると、建物の倒壊などによる9人の死亡を確認。県はけが人が15日午後1時現在で約千人と発表した。
 益城町は熊本市の東に隣接するベッドタウンで、あちこちで家屋倒壊や地割れなどの被害が出たほか火災も起きた。

地震の影響で崩れた熊本城の石垣=15日午前10時48分、熊本市内(鳥越瑞絵撮影)
画像を拡大する
地震の影響で崩れた熊本城の石垣=15日午前10時48分、熊本市内(鳥越瑞絵撮影)キヤノン EOS-1D X:EF16-35mm F4L IS USMフルスクリーンで見る 閉じる

 熊本市内でも建物の外壁が剥がれるなどし、熊本城では周辺を囲む国重要文化財の長塀が約100メートルにわたって崩れるなど文化財にも被害が出た。
 地震発生直後には回送中の九州新幹線(6両編成)が脱線。
 JR九州によると、熊本駅から熊本総合車両所に向けて時速約80キロで走行中、運転士が激しい揺れを感じて非常停止させたが、全車両が脱線したという。国土交通省によると、九州新幹線の脱線は初めて。
 西日本高速道路によると、九州自動車道は熊本県内で路面の陥没や隆起が多数発生。トラック1台が陥没に巻き込まれたが、けが人はいない。

町役場に到着した災害救助犬=熊本県・益城町役場(撮影・中島信生)
画像を拡大する
町役場に到着した災害救助犬=熊本県・益城町役場(撮影・中島信生)キヤノン EOS-1D X:EF24-70mm F2.8L Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 最も被害が大きいとみられる益城町では余震が断続的に起きる中、懸命の救助活動が続いた。乳児が無事助け出された現場では歓声も上がった。
 同町には犬の殺処分ゼロを目指しているNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」(PWJ、広島県神石高原町)のレスキューチームも15日午前、到着。広島土砂災害で行方不明者を発見した災害救助犬・夢之丞など救助犬2匹とともに捜索、救援活動を始めた。また、県内でもさまざまな機関の救助隊が現地へ向かうなど、支援の輪が広がっている。

企画制作:産経デジタル