除染廃棄物の袋が減少 飯舘村【東日本大震災パノラマ】Vol.600
更新 pnr2004280001
福島県飯舘村には除染廃棄物の「仮仮置き場」が、田んぼだったところに点在している。
2017年に撮影した上飯樋地区の仮仮置場は、除染作業で出た草木類が黒い大きな袋「フレコンバッグ」に詰められ、さらに緑のシートで覆われていた。先月訪れると袋は少なくなり、畦が造られていたところもあった。
役場前には、放射線量を表示する機器が置かれている。一番影響を受けやすい幼児の目線に合わせ地上50センチの空気中の放射線量を測定し、10秒ごとの数値が表示される。2011年5月の機器設置時には約9マイクロシーベルト/時間あった数値は、今回の取材時には0.26マイクロシーベルト/時間を示していた。(2012年2月20日-2020年3月10日、植村光貴撮影)