日和山は震災メモリアル公園に 名取・閖上【東日本大震災パノラマ】Vol.576
更新 pnr2003290001
東日本大震災で700人以上が犠牲になった宮城県名取市閖上地区。古くからこの地域のランドマークだった日和山(標高6.3メートル)を中心に「名取市震災メモリアル公園」が昨年5月、完成した。広さは約3.35ヘクタール。敷地には「芽生えの塔」が立つ「祈りの広場」などがある。
日和山は閖上漁港の船の出入りや海の様子を見るために1920(大正9)年に築造された山。山の上には神社の社殿があったが9年前の大津波で流出した。2013(平成25)年、社殿は再建、鎮魂の場として多くの人々が訪れている。(2011年4月1日・宮川浩和-2020年3月9日・植村光貴撮影)