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防潮堤に囲まれた喫茶店 宮古【東日本大震災パノラマ】Vol.524

東日本大震災

防潮堤に囲まれた喫茶店 宮古【東日本大震災パノラマ】Vol.524

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防潮堤に囲まれた喫茶店 宮古【東日本大震災パノラマ】Vol.524

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた岩手県宮古市の沿岸に建つ喫茶店「異人館」は、自慢だった美しい宮古湾の眺めが店を囲むように整備が進む防潮堤で妨げられてしまったものの、負けずに営業を続けている。

 店主の安倍主税(ちから)さん(63)は震災当時、消防団員として水門を閉める役目を終えた後、津波の第2波に流された。黒い水を何度も飲みながらも必死に発泡スチロールにしがみつき、奇跡的に生還した。だが店舗は、1階が水浸しで全壊。「あの日、一度死んだと思えば、次第に頑張れるようになった」と震災から3年がたった平成26年4月、店を再開。海の眺めがよい席を新設した。

 その10カ月後、高さ10.4メートルの防潮堤の工事が始まったが「三陸では一生に3度、津波に襲われるといわれる。さまざまな意見があるが、防潮堤は人命を守ってくれるものだと思う」と前向きに受け入れる。(2019年2月18、23日、桐山弘太撮影、空撮はドローン使用)

  

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