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世界遺産ドロットニングホルム宮殿・スウェーデン【白洲信哉「旅と美」360°パノラマ】

遺跡・建造物

世界遺産ドロットニングホルム宮殿・スウェーデン【白洲信哉「旅と美」360°パノラマ】

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世界遺産ドロットニングホルム宮殿・スウェーデン【白洲信哉「旅と美」360°パノラマ】

 17世紀の末期、スウェーデンのローヴェン島に建てられたドロットニングホルム宮殿。「ドロットニングホルム」はスウェーデン語で「王妃の小島」。その優美さから「北欧のヴェルサイユ」とも称されている宮殿である。この宮殿は、十六世紀のはじめ、すでに王族の庭園や城があったが、バロックの女王・へードヴィヒ・エレノーラが、1662年に建設を始め、24年もの歳月をかけ1686年に完成。その後1756年までの間に増改築を重ね、現在は三階建て220室の宮殿として、スウェーデンの首都であるストックホルム郊外、市内中心部から遊覧船で一時間程の、メーラレン湖上にある。

 18世紀の姿がほぼそのまま残されており、1991年に「ドロットニングホルムの王領地」としてドロットニングホルム宮殿、宮廷劇場、中国離宮、庭園が世界遺産に登録され、現在、王家の住まいを除く2、3階の一部が一般公開されている。僕が驚いたのは、カール十六世グスタフ国王在宅中にも関わらず、広大な庭園をランニングしたり、犬と散策するなど、広く一般に公開していたことだった。敷地を閉ざす門は開けっ放しであり、国民との距離感に親しみを持ったのだった。(文・パノラマ写真 白洲信哉氏)
(撮影機材:リコー THETA S )

白洲信哉(しらす・しんや) 白洲信哉(しらす・しんや)  文筆家。昭和40年生まれ、東京都出身。日本文化の普及に努め、展覧会など文化イベントの制作にも携わる。最新刊「旅する舌ごころ」(発行・誠文堂新光社)発売中。 

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