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“侵略者”演じるF-15イーグル 【360°パノラマ】

自衛隊・ミリタリー

“侵略者”演じるF-15イーグル 【360°パノラマ】

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“侵略者”演じるF-15イーグル 【360°パノラマ】

 航空自衛隊に「侵略者」(AGGRESSOR)と呼ばれるパイロット集団がいる。新田原基地(宮崎県新富町)の飛行教導隊。隊員は特殊迷彩塗装の戦闘機F-15(通称・イーグル)を操り、国内各地の基地に所属する戦闘機と空中戦訓練で対峙(たいじ)する。高い技術を持つパイロットたちが演じるのは「日本の敵」だ。

 近隣諸国の空軍の特徴や戦技を調査解析し徹底的に模倣。日本と仮想敵国に分かれ空中格闘戦訓練(ドッグファイト)を行っている。高度5000メートル以上、時速800キロ。薄い酸素、急上昇や急旋回で体にのしかかる重力…。過酷な状況の中で求められるのは冷静な状況判断だ。

 着陸後は記録した映像を確認、飛行経路や動きが正しかったかを全員で確認する。張り詰めた空気の中、話し合いは数時間に及ぶことも。ある隊員は「ブルーインパルスが航空自衛隊の“光”ならば、飛行教導隊は最強の“影”でありたい」と話す。

 空自は今夏以降、飛行教導隊と浜松基地(静岡県)の高射教導隊、百里基地(茨城県)の基地整備教導隊などを再編し「航空戦術教導団」(仮称)を立ち上げる。戦術や技量の向上を図るのが狙いで、「敵役」の役割がさらに高まるのは間違いない。(2014年4月21-23日、鈴木健児撮影)

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