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極夜に広がるオーロラ  ノルウェー【360°パノラマ】

自然・風景

極夜に広がるオーロラ  ノルウェー【360°パノラマ】

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極夜に広がるオーロラ  ノルウェー【360°パノラマ】

 バスを降り立つと、鮮やかなエメラルドグリーンの光が、レースのカーテンをひくように漆黒の夜空を走りはじめた。あまりの光景に、寒さも忘れただ空を見上げ続けた。

 北欧・デンマークの首都コペンハーゲンから鉄道周遊券「ユーレイルパス」やバスを利用し、北極圏を目指した。ノルウェーに入り北極圏を超えて200キロほど進むと港町ナルビクに着く。スウェーデンのキルナ鉱山で産出される鉄鉱石を船舶で輸出する玄関口として発展し、2次対戦中にはドイツ軍と連合軍との間で港湾施設をめぐって激戦が繰り広げられた。北極圏に位置しながら、北大西洋海流の影響を受け1月の平均気温は氷点下2.1℃程度と比較的温暖だ。

 ナルビクからバスで西を目指すこと約2時間。郊外の小さな町、イブンスクジャーにさしかかったあたりで、車窓が淡く輝いた。時刻は午後6時半。この時期、太陽が地平線から昇らない「極夜」となる北極圏。午後2時を過ぎればあたりは真っ暗になるが、オーロラは午後9時頃から見られることが多いという。「こんなに早い時間に、大きなオーロラが出るのは珍しいよ」バスの運転手アトレ・ステンセンさん(52)は道路脇にバスを止めて乗客を降ろしながら静かに話した。

 北欧のオーロラシーズンは3月頃まで続く。(2013年12月8日、桐原正道撮影)

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