ANAのジャンボ機、3月に退役【360°パノラマ】
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「ジャンボ」の愛称で親しまれた全日空のボーイング747-400型機(B747-400)が今年3月、姿を消す。一度に500人以上の大量輸送を実現した2階建ての花形機種。全長約70メートル、全高も約20メートルで機種の中では最大級だ。
全日空は1979年に国内線でB747の運航を始め、86年に開設した成田-米ロサンゼルス線に投入。同社の国際線拡大の一翼を担った。一時は47機を保有したが、経費削減の一環として燃費性能が劣る同型機の退役を今年3月に行うことを決めた。日本航空も一時は100機以上保有していたが、2011年3月にすべて退役させている。
また、日本の政府専用機はB747-400の2機で、航空自衛隊が管理、運行している。政府は、この2機を2018年度に退役させ、19年度に後継機2機を導入する方針だ。 (2013年12月17日、植村光貴撮影)