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【動画】厳冬に生きる、タンチョウ 北海道鶴居村

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【動画】厳冬に生きる、タンチョウ 北海道鶴居村

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 「コーッ、コーッ」と雪原にタンチョウの鳴き声が響く。整列し風にのって次々と舞い降りてくる。高く飛び上がり、大きな羽を広げクルクルと舞う求愛のダンス-。

 北海道鶴居村の「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」では、タンチョウを保護するため、エサが不足する冬場に、トウモロコシを与えている。昭和62年に設置され、多いときでは、400羽近いタンチョウが冬を越す。

 「クルッ、クルッ」と鳴き声が聞こえ、数羽のタンチョウが夕日を横切った。鳴き声が大きくなると、20~30羽の群れが一斉に飛び立ち、綺麗なV字編隊を組んで、頭上を越えていった。

 夜中3時過ぎ、ねぐらとなっている雪裡川にかかる橋の上に、200人を超えるカメラマンが集まった。温度計はマイナス19度を指している。

 満月の明かりに照らされ、川岸にある木々は霧氷に覆わた。川面から立ち上る川霧が揺れ動いている。

 片足を上げて丸くなって寝入る群れ。しばらくすると一羽が羽を広げ、静寂を切り裂くように大きな鳴き声をあげた。

 日の出とともに、霧氷の川岸が赤く色づき、キラキラと輝く。川霧の中に鳥たちの目覚めがあった。

 川を見下ろす高台「望鶴峡」に上がった。眼下には、厳しい冬の景色が広がり、大きく羽を広げ飛び立つ鳥たちの姿には、雪原、霧氷の白さにも負けない美しく生きる姿を感じた。 (写真報道局 山田哲司)

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