産経新聞社、3部門で受賞 東京写真記者協会
更新 inf2011280001 東京写真記者協会(新聞・通信など35社加盟)は27日、今年の優れた報道写真に贈る協会賞と各部門賞を発表し、産経新聞社は3部門で受賞した。
スポーツ部門賞(国内)で、桐山弘太記者が撮影した「ディーン元気すぎ」が受賞。東京五輪の延期決定後、国立競技場での陸上競技会で男子やり投げのディーン元気選手が逆転優勝し、歓喜のあまり自らのユニホームを引きちぎる瞬間をとらえた。
企画部門奨励賞(国内)では鈴木健児、寺河内美奈、納冨康、桐山弘太、川口良介の5記者が撮影した「あのとき私は『東京五輪戦士からのメッセージ』」が受賞。1964年の東京大会で活躍した五輪戦士に当時の写真を持って、東京五輪を迎える私たちにメッセージをいただいた。
文化芸能部門奨励賞では、宮崎瑞穂、三尾郁恵の両記者が撮影した「踊りたかった!」が受賞。コロナ禍でインターハイなどの全国大会が中止となるなか、感染対策を徹底して開催された「日本高校ダンス部選手権」での高校生のあふれる情熱を表現した。

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協会賞は朝日新聞の「2020年 米社会分断の果て」に決まった。
受賞作品を含む約300点の報道写真は、12月16~24日に日本橋三越本店(東京都中央区)、同26~来年1月3日まで(元日は除く)静岡伊勢丹(静岡市)で展示される。入場無料。