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表情豊かなネコの写真展「東向島の猫うめ吉と、下町ノラニャン」

表情豊かなネコの写真展「東向島の猫うめ吉と、下町ノラニャン」

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東向島の「玉ノ井カフェ.」で開催されている「東向島の猫うめ吉と、下町ノラニャン展」。表情豊かな猫たちの姿に癒される! 東向島の「玉ノ井カフェ.」で開催されている「東向島の猫うめ吉と、下町ノラニャン展」。表情豊かな猫たちの姿に癒される!
「大売出し中?渡辺商店の店長」(©晴れ工房・伊藤晴美)
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「大売出し中?渡辺商店の店長」(©晴れ工房・伊藤晴美)フルスクリーンで見る 閉じる

 大あくびのからしちゃん、ライオンのような風格があるすずちゃん-。生き生きとした表情が楽しいネコの写真展「東向島の猫うめ吉と、下町ノラニャン」が東京都墨田区東向島5の「玉の井カフェ.」で来年2月9日まで開催されている。「下町ノラニャングランプリ投票」も行っており1月25日に結果を発表する。
 作品は、会社員の伊藤晴美さん(43)が10年かけて撮りためた。伊藤さんは長野県出身。実家でネコを飼っていたが引っ越した東京都墨田区の家はマンションでネコが飼えず、散歩がてら地域で飼われている“地域猫”を撮影してきた。

「猫入荷しました」 (©晴れ工房・伊藤晴美)
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 「ネコと波長が合うのでしょうか。ネコの方から側に寄ってきてくれます。ありのままのあなたが好き。元気?こんにちはと撮影させていただいています」
 どの写真のネコのしぐさも表情も自然だ。展示数は約100枚。来場者には、写真のモデルとなった24匹のネコの中からお気に入りのネコを投票してもらう。結果を踏まえ1月29日から「ノラニャン投票ベスト展」として展示し直す。
 中には死んでしまったネコもおり、かわいがっていた地域の人たちがカフェを訪れ、写真を見てなつかしみ思い出話が弾んだという。
 伊藤さんは「地域のコミュニケーションの中心的な存在がノラニャンであり地域猫。死んでからも人の絆を結んでくれる。写真がメッセンジャーとなり、ノラニャンの使命を全うさせている」と話している。

永井荷風ゆかりの地で

 玉の井は小説家、永井荷風(1879-1959)の作品「ぼく東綺譚」の舞台であり、カフェはまちおこしの拠点としてオープンした。玉の井の歴史がわかる史料や写真、本などがそろえられている。今年3月、墨田区に多い皮革工房の皮を使った紙バッグに伊藤さんのネコの写真を使って展示したところ、評判となり、伊藤さんの「下町猫写真家」のデビュー展として写真展を行うことになった。

うめ吉、かくれんぼ(©晴れ工房・伊藤晴美)
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 展示のタイトルにもなった「うめ吉」の写真には「五月頃になると、ハルミさんの庭に現れて、まだ実のならない豊後梅の樹をじっと見つめています。ため息のような鳴き声をあげ……」という文章がつけられている。展示会期中に、写真エッセイ「うめ吉じゃん」を冊子にまとめる予定という。
 19日午後6時からネコ談義を行う「うめニャンパーティー」を開催予定。参加費千円。カフェは水、木曜が定休日。12月28日~1月14日休業。問い合わせは080・2107・1016。
☆ホームページ→【玉の井カフェ.】

(文 杉浦美香)

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