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原発温排水で熱帯魚定着 高浜の海で越冬、京大

2020.6.29のニュース

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原発温排水で熱帯魚定着 高浜の海で越冬、京大

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 関西電力高浜原発(福井県高浜町)からの排水で海が温められることで、周辺に熱帯魚が定着していたとの研究結果を、京都大舞鶴水産実験所の益田玲爾教授が29日までにオンライン科学誌プロスワンに発表した。海流で南から運ばれてきた幼魚が越冬に成功したとみられるが、東日本大震災後に稼働停止するといなくなった。

 原発稼働中、周辺の海水温は2度高く、地球温暖化が進んだ2050年ごろの状態に相当する。益田さんは「生息域が拡大して良かったという話ではない。狭い日本海で多くの原発が稼働すると、元々いた魚や海藻が減少するなど、環境が大きく変わる」と指摘。原発の温排水による局所的な温暖化の影響に注意を促した。

 益田さんは04~17年、冬に若狭湾内の高浜原発近くの海で潜水調査を実施した。

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