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放生会、池の生物に優しく 興福寺、在来種放流に変更

2020.4.17のニュース

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放生会、池の生物に優しく 興福寺、在来種放流に変更

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 奈良市の興福寺は17日、日頃の殺生を戒め、命に感謝するため寺近くの池に魚を放つ「放生会」を実施した。戦前から続く行事で、元々池にいない金魚を入れていたが、生態系を乱すとの批判を受け、今年は池にもいるモツゴを放流した。新型コロナウイルス対策で参加は僧侶のみだった。

 寺が近畿大の北川忠生准教授(保全生物学)に従来方法の影響を調査してもらうと、金魚の大半が池のカメなどに食べられていた上、鮮やかな色で鳥を呼び寄せ、在来種まで狙われていた。行事の趣旨から外れる実態が判明し、会員制交流サイト(SNS)でも批判されたことから、方法の変更を決めた。

 17日は昼すぎからお堂で法要。その後は池に移動し、従来のようにおけに入れた金魚を高いところから落とすのではなく、約4メートルのスロープを池に入れてモツゴ約200匹を流し入れた。

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