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冬の線路、住民が守る 経営分離の三セク鉄道

2019.3.26のニュース

鉄道

冬の線路、住民が守る 経営分離の三セク鉄道

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 北海道新幹線の開業に伴い、JR北海道から経営分離された旧JR江差線の一部(五稜郭-木古内)を引き継いだ第三セクター「道南いさりび鉄道」では、冬季にのみ「パートナー社員」として雇われる沿線住民らが線路の除雪作業に当たる。

 毎日約50本の貨物列車が走る物流の大動脈でもあるが、運行経費が収入を上回り赤字が続く。除雪設備に十分な予算を捻出できず地元住民が頼みの綱だ。

 記録的な大雪に見舞われた17年度は、雪による運休が93本に上った。融雪には線路を温めるヒーターが効果的だが、高額なため導入箇所は限られる。燃料費がかさむ除雪車両の稼働も極力抑えているという。

 今季に雇用されたパートナー社員は約50人。農家や漁師、建設作業員など職業はさまざまだ。同社の春井満広企画営業係長は「開業から3年間、地域の皆さんが縁の下の力持ちとして安全運行を支えてくれている」と感謝を口にした。

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