2018.9.6のニュース
アマで東京五輪目指す サーフィンの石川拳大
dly18090600048月に三重県志摩市で行われたサーフィンの全日本選手権で、メンクラスを制した石川拳大(日本情報通信)は神奈川大卒業後にプロを選ばず、企業に勤めながら競技を続ける異色の選手だ。アマチュアとして活動しながら世界大会に出場し、2020年東京五輪出場を目指す。
横浜市で生まれ、サーフィンは家族の影響で4歳から始めた。小学2年生で神奈川県茅ケ崎市に引っ越し、中学生の時に初めて日本代表に選ばれた。
「価値観が変わった」と話すのは高校でのオーストラリア留学だ。兄の影響や語学留学を理由にサーフィンの聖地ゴールドコーストを選んだ。現地では毎日のようにテレビで競技映像が流れ、高校では授業でも波に乗った。
帰国後は「幼い頃から勉強と両立しながらサーフィンをすることが身についていた」と大学に進んだ。卒業時は日本オリンピック委員会(JOC)の就職支援プロジェクト「アスナビ」を使って入社した。