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巨石対策、ドローン活用を 林野庁、専門家調査チーム

2018.7.27のニュース

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巨石対策、ドローン活用を 林野庁、専門家調査チーム

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 西日本豪雨で広島県内3カ所の土砂崩れや土石流の発生地点を調べた林野庁の専門家調査チームが27日、同県東広島市内で取材に応じ、被害を拡大させた「コアストーン」と呼ばれる巨石の調査にドローンなどを活用するべきだと指摘した。

 調査したのは、石川芳治東京農工大名誉教授(砂防学)らのチーム。コアストーンは周りが風化して硬い部分だけが残った岩で、石川名誉教授は「長時間の降雨で水が地中深く浸透し、直径2~3メートルの巨石が動いた」と分析した。対策には巨石の分布を把握する必要があるという。

 地頭薗隆鹿児島大教授(砂防学)は「災害が大規模化する中、現在の想定を見直すべきだ」とした上で「ダムなどのハード面だけでなく、避難方法などのソフト面の改善も必要だ」と訴えた。

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