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水中考古学の研究拠点に 元寇船発見、長崎・松浦市

2017.1.2のニュース

遺跡・建造物

水中考古学の研究拠点に 元寇船発見、長崎・松浦市

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 鎌倉時代に襲来した元寇船が見つかった海底遺跡「鷹島神崎遺跡」がある長崎県松浦市は、水中考古学の拠点にしようと研究センターを4月に開設する。元寇船の保存に向けた取り組みの一環。市によると、国内に水中遺跡に特化した機関はなく、担当者は「水中考古学の魅力やノウハウを発信していきたい」としている。

 鷹島神崎遺跡は鷹島の沖にあり、2011年10月、沈没した元寇船が見つかった。船体の構造が分かる状態では初の発見で、14年10月には2隻目も確認された。市教育委員会はほかにも沈没船や武具などが眠っているとみて、海底探査を続けている。

 センターは、引き揚げた木製のいかりなどの保存処理を進めている市の施設に併設する予定。

 元寇船は2隻とも、船体の長さが10メートル以上。だが、腐食を防ぐため海底の土中に埋め戻され、現在も引き揚げられていない。センターでは引き揚げ後の保存技術の研究を進めるほか、水中調査に必要な潜水や遺物の実測ができる職員の育成もしていく。

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