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PKO、カメラ装着し行動記録 武器、部隊規模変わらず

2016.11.15のニュース

自衛隊・ミリタリー

PKO、カメラ装着し行動記録 武器、部隊規模変わらず

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 南スーダン国連平和維持活動(PKO)で、駆け付け警護の新任務付与が決まった陸上自衛隊の11次隊は、警備部隊や施設部隊の計約350人で構成される。武器や部隊の規模は従来と変わらないが、武器使用が適切だったかを検証できるように隊員の行動を記録するカメラを導入するなど、新たな備えもある。

 主要な武器はこれまでの派遣隊も持ち込んでいた拳銃や小銃、機関銃など。新任務ならではの携行品として「ウエアラブルカメラ」と呼ばれる民生品の装着型カメラも配備。ヘルメットなどに着けて現場映像を記録し、射撃に至った場合、武器使用基準に逸脱していないか検証する。

 ほかに、ソマリア沖アデン湾の海賊対処活動で使用実績がある「長距離音響発生装置」も活用。駆け付け警護時に不快な音を出し、相手をひるませる効果を狙う。催涙剤の使用も検討しており、自衛隊幹部は「武器使用に至る前の対応にも力を入れている」と話す。

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