2016.11.5のニュース
若冲の天井画を公開へ 京都・信行寺の「花卉図」
dly1611050025江戸時代の「奇想の画家」として人気の伊藤若冲。生誕300年を記念し、最晩年の天井画「花卉図」が京都市左京区の信行寺で11~13日に特別公開される。
「花卉図」は、京都で生涯を過ごした若冲83歳ごろの作品とみられ、200年以上前に描かれた。寺の本堂外陣で、東西約11・5メートル、南北約4・8メートルの天井が格子で区切られ、167の草木がそれぞれ直径約33センチの円に描かれている。
色あせが進んでいるが、キクの白、ボタンの赤などは色鮮やかなまま。当時は珍しかったとみられるヒマワリ、ハイビスカス、サボテンなども並ぶ。
堂内には発光ダイオード(LED)照明が設置され、天井画を明るい環境で鑑賞できる。公開は午前9時から午後4時で、拝観料は800円。