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スパコンでゲリラ豪雨再現 計算高速化で発生予測へ

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スパコンでゲリラ豪雨再現 計算高速化で発生予測へ

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 理化学研究所のスーパーコンピューター「京」(神戸市)を使い、過去の気象データから「ゲリラ豪雨」が発生する様子を立体的に再現するシミュレーション技術を開発したと、理研などのグループが9日発表した。今後は計算やデータ転送の高速化を進め、発生予測を目指す。

 シミュレーションでは、大阪大などが開発した積乱雲の発達を瞬時に把握できる「フェーズドアレイ気象レーダー」を活用した。2014年9月に神戸市を襲ったゲリラ豪雨などの事例を、水平方向100メートル四方、垂直方向10~数百メートルの高解像度で、30秒ごとのデータで再現。雨が降っている地域と雨量の変化を細やかに表現することに成功した。

 これまでの技術では、1キロ四方より粗い解像度で、1時間ごとのデータを取り込み解析していた。そのため、局地的に短時間で発生するゲリラ豪雨の予測は難しく、原因となる積乱雲も十分に把握できなかった。

 理研の三好建正チームリーダー(気象学)は「将来的には秒単位で更新されるピンポイントの予報を携帯端末などに提供して、防災活動に役立てたい」としている。研究結果は今月末発行の米気象学会誌に掲載される。

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