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沖縄小型機事故は人的ミス 就航優先で訓練不十分

2016.8.6のニュース

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沖縄小型機事故は人的ミス 就航優先で訓練不十分

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 沖縄県粟国村の粟国空港で昨年8月、プロペラ機DHC6が着陸時に滑走路を外れ、11人が負傷した事故で、運輸安全委員会の調査報告書案が6日、分かった。路線就航を優先して訓練がおろそかとなり、副操縦士が機体を制御できず、機長も不測の事態に対処できなかったと指摘。人的ミスが原因と結論付けた。

 安全委は運航元の第一航空(大阪)に訓練体制の改善を求める方針で、同社の意見を聴いた上で、年内にも報告書を公表する。

 那覇-粟国便は昨年8月2日に就航し、同28日に事故が起きた。報告書案によると着陸後、機首は徐々に右を向いて滑走路を外れ、止まりきれずフェンスに衝突した。

 操縦していたのは副操縦士。会社は予定日の就航を優先、本来48時間の座学を16時間受けただけで副操縦士の資格を与えていた。さらに、離陸後に機体の前輪を真っすぐに固定する方法について、会社の規定に十分な記載がなく、教官も説明していなかった。

 この結果、副操縦士は前輪を固定できず、着陸前も前輪の向きを確認していなかったため、機体が滑走路で右側に進んだ。安全委は「知識が不十分で減速操作もできなかった」と判断した。

 機長も必要な指摘をしないなど対処が不十分で、最後まで操縦を交代しなかった。

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