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琴柱が178点も出土 飛鳥時代の祭祀か、奈良

2016.7.30のニュース

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琴柱が178点も出土 飛鳥時代の祭祀か、奈良

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 飛鳥時代の迎賓館跡とされる奈良県明日香村の石神遺跡の北側で、琴の音を調節する木製の琴柱が178点も集中して出土していたことが30日、奈良文化財研究所の調査で分かった。分析した和田一之輔研究員は「国内で類例の無い大量出土。祭祀に使ったのではないか」と話している。

 琴柱は、琴の胴体に置いて弦を支え、位置を変えることで音程を変える道具。国内では弥生時代以降の遺跡で、これまでに約120点出土していた。

 見つかった琴柱は、幅や高さが3センチ前後で「V」を逆さまにした形。研究所が2002~06年度に実施した石神遺跡の北側の発掘調査で、7世紀後半の天武・持統天皇の時代の溝などから集中的に出土した。

 和田研究員によると、大半は周辺で容易に調達できるヒノキ製で、弦が当たってすり減った跡が無いため、琴柱としては未使用とみられる。

 石神遺跡は7世紀中ごろの斉明天皇の時代に外国使節などへの供宴施設があり、その後の天武天皇のころには、役所などがあったとされる。

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