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彦根城、来年度耐震診断へ 熊本地震で危機感

2016.7.12のニュース

遺跡・建造物

彦根城、来年度耐震診断へ 熊本地震で危機感

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 熊本地震で熊本城(熊本市)の石垣ややぐらが崩壊したのを受け、滋賀県彦根市は国宝彦根城の耐震診断を2017年度から実施する方針を12日までに固めた。本年度は財政上の理由から断念したが、大久保貴市長は「歴史的価値は何かに代えられるものではない。予算化に向けてしっかり対応したい」と意気込む。

 彦根城は1604年に築城が始まり、22年に完成。天守ややぐらの一部は国宝に指定されている。市文化財課によると、1854年には伊賀上野地震で「天秤櫓」の石垣が崩壊し、半分近くを積み直したことがあるといい、担当者は「文化財を守るためにも診断して補強することが急務」と力を込める。

 「国宝五城」のうち、彦根城を除き、松本城(長野県松本市)、犬山城(愛知県犬山市)、姫路城(兵庫県姫路市)、松江城(松江市)では耐震診断が終わるか、もしくは実施中。特に姫路城では診断結果を受けて柱を補強するなどの対策をしており、彦根城は後れを取っている。

 文化庁は阪神大震災や東日本大震災を受け、文書やパンフレットで文化財の管理者や所有者に地震対策を促しているが、予算面などから実施されていないケースが多いという。地震で被害を受けた熊本城は昨年度に着手し、天守は本年度の予定だった。

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