【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補指名を確実にしている実業家トランプ氏（６８）は５月３１日、１月下旬にＦＯＸニュース主催の候補者討論会をボイコットして開いた退役軍人の支援集会で５６０万ドル（約６億２千万円）の献金を集めたことを明らかにした。
　トランプ氏はこれまで６００万ドルが集まったと主張。だが選対幹部は４５０万ドルと説明し、集めた金の行き先も明らかにされていなかったため、メディアが１月から詳細を求めて追及していた。
　トランプ氏はニューヨークでの記者会見で「私自身も１００万ドルを出した」とした上で「退役軍人のために６００万ドル近く集められるのは世界中で私だけだ」と豪語した。集まった献金は約４０の退役軍人支援団体などに寄付したとしている。